【望月光の古文教室 古文読解編】のレベルや使う時期は?|東大生と早稲田生のコスパ勉強法
今回は「望月光の古文教室 古文読解編」を紹介します!
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目次
基本情報
本体価格 | 1000円 |
ページ数 | 256ページ |
単語や文法などの基本的な知識は学習したけど、古文の文章の意味が理解できるようにならない・・・
そんな人のためにあるような、古文を細かく分析してしっかりと読解できるようにしてくれる1冊です!
この参考書の前書きにも書いてあるのですが、古文には劇的に文章が読めるような裏技はないと断言されています。したがってきちんとした努力をしなければ正確な読解はできるようにならないとこの参考書の著者は書いていました。
実際の内容としては、文字の意味と機能や、時代の知識など暗記しなくてはいけない事柄がかなり列挙されているのは事実です。
それでは、コスパ勉強法には不向きなのでは?と心配になるかもしれませんが、大丈夫です。
このサイトで紹介するということは、何かしらのコスパポイントがあります!それをこの後しっかり紹介していきます。
「望月光の古文教室 古文読解編」の評価
難易度 | ★★★☆☆ |
わかりやすさ | ★★☆☆☆ |
必要な時間 | ★★★★★ |
得点への結びつき | ★★★★★ |
面白さ | ☆☆☆☆☆ |
コスパポイント
この参考書のコスパポイントを全部で3つ紹介します!
①筆者が勉強の仕方を解説
1つ目は筆者が、オススメの学習計画を提案してくれるポイントです。この参考書の筆者の望月光先生は古文で別のシリーズの参考書も何冊か出版されており、この本をどれくらいやるべきで、どれくらい身に付いたら次はどの本に取り組むべきかなどと、筆者自らがスケジューリングを指定してくれています。
さらに、学習する時間があとどれくらい残されているかによって、別パターンのスケジュールを提示してくれているので、基本的にどんな人でも筆者のスケジュールにしたがえば、自分で考えることなく、効率よく学習を進められます!
参考書を作った人がこう勉強してくださいと言ってくれているんだからそれに従えば間違いなし!!!
②現代に置き換えて解説
古文の世界では現代の世界からだと理解できない常識・通例が度々出てきます。それによって古文の文章が理解しづらいなんていうことが少なくなりません。
しかし、本参考書では以下の3ステップでただただ説明するだけはわかりづらいものも、勉強真っ最中の学生たちの気持ちに寄り添って解説してくれています!
- 古文の世界で理解しづらいことを整理
- 理解できない原因を分析
- 現代の世界に置き換えてわかりやすく解説
量は多いですが、これだけわかりやすければ理解にはほとんど時間はかかりません!
③ジャンルごとでの学習
古文には随筆や説話など様々なジャンルが存在しています。おそらく、勉強をはじめたての人や古文が苦手な人は、このジャンルの違いなどは特に意識していないのではないでしょうか。
かくいう、私もそうでした。ただただ読みづらい文章であることには変わりはなく、ジャンルの違いなど意識している暇はありませんでした。
しかし、この参考書ではそのジャンルの違いにしっかりとフォーカスして解説されています。このジャンルならばこの辺りの文章に注意して読解しなさい、などなど古文の問題に取り組む上で新しい角度の視点を身につけられます。
これが身に付くことで、自分が今どんな問題に取り組んでいるのかということがはっきり意識できるようになります。少し曖昧な表現になってしまいましたが、要は自分がどんな壁にぶつかっているかがわかることで、注意すべきことも自ずと明確になってきて、結果として問題が解けるようになるということです。
極端な例で言うと、サッカーをしているのか野球をしているのかで意識することは全く変わりますよね。サッカーをしているのに野球の動作をしていたらダメダメな結果になることは目に見えています。古文でもそれは同じです。
古文ではそれをジャンルごとに区別して注意することを変える。これは、基本的な参考書にはあまりない内容なので実力を一番伸ばしてくれる可能性を持った勉強になるでしょう!
こんな人にはオススメできないかも?
冒頭で少し述べましたが、裏技はないと言われているだけあって、学習量はとても多いです。
また、レイアウトも基本的には2色展開の質素なものになっており、取り組んでいて面白さがあるかと言われるとそういった部分には長けていない参考書かもしれません・・・
したがって、試験本番直前にちょっと勉強したい人や、見た目がシンプルだと取り組みづらいと感じているにはお勧めできないかもしれません。
使い方
使い方は、私が提案するまでもなく、本参考書の前書きのところに筆者がしっかりと提案してくれています!
気になる方はぜひ書店などでご覧になってください!!
使う時期
この参考書は内容としては基礎固めの部類であることに加え、1周するのに大体40時間くらいは要する内容になっています。したがって古文の勉強を始めた!というところから使い始めるのベストでしょう。
これに関しても参考書にオススメが載っているので、詳細についてはそちらをご覧ください。
他の参考書との比較
富井の古文読解をはじめからていねいに
こちらの参考書は、参考書独自のストーリーも並行して展開されて、取り組んでいて全く飽き飽きとせず、内容も絞られているので取り組みやすさでは今回紹介した参考書に勝っているかもしれません。
今回、紹介した参考書は時間はかかりますが、身に付く実力には隙がないので、学習し終えた後の得点力の伸びは「望月光の古文教室」に分があるでしょう。
「富井の古文読解をはじめからていねいに」の紹介記事はこちらから
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
シンプルかつ量も多いですが、筆者のしっかりとした学習が必要といった思いがこもった1冊です。
それゆえに、この1冊を終えた後につく学力・自信はものすごいはずです。まだ勉強を始めたばかりで時間にも余裕のある方はぜひ取り組んでみてください!