大学入試問題集 関正生の英文解釈ポラリス[1 標準~応用レベル]|英文解釈を“論理的に読む”力を養う
英文を読んでも意味がつかめない…そんな悩みを抱える受験生に向けて作られたのが『英文解釈ポラリス[1]』です。文構造の理解を重視し、段階的に“正確に読む力”を育てます。難関大受験に必須の英文解釈力を無理なく鍛えられる、良質な演習書です。
英語のコスパ勉強法
目次
大学入試問題集 関正生の英文解釈ポラリス[1 標準~応用レベル]の基本情報
著者 | 関 正生 |
出版社 | KADOKAWA |
判型/ページ数 | A5判 / 約272ページ |
対象 | 偏差値55〜65程度(共通テスト〜MARCH・地方国公立) |
価格 | 1,540円(税込) |
大学入試問題集 関正生の英文解釈ポラリス[1 標準~応用レベル]の評価
難易度
標準~応用レベルで基礎完成者向け。
わかりやすさ
説明が論理的かつ簡潔で理解しやすい。
必要な時間
1日1題で1ヶ月強で終えられる構成。
特典への結びつき
正確な読解力が記述・選択問題両方に直結。
面白さ
“読めるようになる実感”で学習意欲が持続する。
コスパポイント
難関大で差がつく英文解釈を、無理なく1冊で体系的に学べる点でコスパは非常に高いです。精選された入試英文+丁寧な解説により、「なんとなく読む」から「正確に読む」へと変われます。英語長文読解や英作文の下地作りにもつながります。
① 1文1文を徹底的に分析
長文全体を読む前に、1文レベルでの構造分析と意味理解を重視。SVOや修飾関係の確認からスタートすることで、読解の正確性を一気に高められます。構文を見抜く目が鍛えられるのが特徴。
② 丁寧な和訳とポイント解説
各例文には丁寧な逐語訳と、なぜその訳になるのかの説明がセットで掲載されています。単なる答え合わせではなく、読解プロセスを理解しながら進められるので独学でも安心です。
③ 受験頻出テーマを網羅
科学・文化・社会問題など入試定番テーマの英文を多く収録。話題の幅に慣れることができるため、長文問題に対する抵抗感も減少。次のステップ(難長文対策)への橋渡しに最適です。
こんな人にはオススメできないかも?
文法や語彙がまだ不十分な段階の人には難しい場合があります。英語基礎の未完成者は文法書や基礎構文集を先に終えてから取り組むとスムーズです。
使い方
1日1〜2題のペースで進め、必ず和訳の根拠を自分の言葉で説明する練習をしましょう。2周目では構文の確認を省いて、意味の把握スピードを上げることを意識すると長文読解力が向上します。
使う時期
高2後半〜高3春〜夏に導入し、秋から難長文演習に進む前の下準備として活用するのがおすすめです。記述問題対策や自由英作文対策にもつながります。
他の参考書との比較
『基礎英文解釈の技術100』と比べると入試実戦度が高めで、かつ解説が現代的で理解しやすいのが特徴。『英文解釈の技術70』からステップアップする際の中間教材としても優秀です。
東大生による正直コメント
英文解釈を避けてきた人にとって「読める感覚」をつかみやすい1冊。解説がシンプルで実用的なので独学でも進めやすいです。難関大志望者はこれで基礎を固めてから、より難度の高いポラリス2や他の英文解釈書へ進むとよいでしょう。
まとめ
『英文解釈ポラリス[1 標準〜応用レベル]』は、正確な読解力を身につけたい受験生に最適な教材です。1文1文を丁寧に理解し、解釈スキルを伸ばすことで、長文・英作文・リスニングまで波及効果が期待できます。