【現代文読解力の開発講座】のレベルや使う時期は?|東大生と早稲田生のコスパ勉強法
今回は、「現代文読解力の開発講座」を紹介します!
勉強することがなかなか難しい現代文。そんな現代文の成績を安定させるために、言語化することを重要視した問題集です!
目次
基本情報
本体価格 | 1100円 |
問題数 | 9題+補助問題1題 |
ページ数 | 問題63ページ+解説173ページ |
タイトル通り、現代文読解の参考書となっており、全ての問題に100字要約も設問されています。
特徴
「現代文読解力の開発講座」の特徴を大きく3つに分けて解説します!
現代文の解き方を論理的に学ぶ
皆さんも感じたことがあるかもしれませんが、そもそも現代文という科目は勉強することが難しいです。
社会科目のように暗記が大切なわけでもなければ、数学のように論理的思考力をメインに問われるわけでもなく、読解力という短期間では身につけがたい能力を問われるからです。
そのため、センスの教科と思われがちで、問題演習以外の勉強をしない人も多い中、この参考書では誰でも使える形で現代文の読み方・解き方を解説してくれています。
超強力な100字要約
コスパ勉強法の現代文評論編でも紹介した通り、100字要約をすることは現代文の勉強において非常に効率的な勉強法になります。本書の著者である駿台の霜栄先生も要約を重視しており、本書では全ての問題で100字要約を訓練することができます。
要旨を掴むという最も大切な力を身につけられることはこの問題集の魅力の1つです!
現代文評論編のコスパ勉強法の記事はコチラ
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レベルが高すぎるかも…
難関大学を目指す人にとっては素晴らしい問題集である反面、レベルが高すぎるという難点があります。
読解力を身につけるための問題集ではありますが、全く読解力がない人が取り組んでしまうと、難しすぎて何の訓練にもならないという本末転倒なことにもなりかねないような難易度設定になっています。
目安としては共通テストの現代文で5割を取れるようになってからようやく効果があるかなというくらいです…
こんなコスパ勉強法にオススメ!
現代文で安定して得点する
現代文に苦手意識は特にないが、点数にばらつきがあったり、もう少し得点力UPを目指す勉強をしたいときにはオススメです!
解答する際に意識すべきポイントが、言語化されていることで、違う問題に出会っても同じような姿勢で取り組むことができて、常に高いパフォーマンスを維持できるようになります!
現代文の記述式問題対策
記述式の問題でこそ、解き方を体系化しておくことが役に立ちます!記述式の問題は自分の意見をダラダラと書いていけば良いわけではなく、本文から答えを探して書く必要があるからです。
本書で正しい読み取り方さえ学ぶことができれば、記述式の問題でも大幅な得点UPが期待できます!
こんな人にはオススメできないかも?
現代文が大・大・大苦手
難関大学対策がメインにはなっているので、もともとある程度現代文に耐性がある人が・・・
解き方を言語化し、論理的に整理して1段階上のパフォーマンスを常に出せるようにする
というような目的を持った参考書です。
現代文をとても苦手としている人が取り組んでもどうしていいかわからず終わってしまう可能性が高いです。
使い方
最低3周はすることはオススメします。
ポイントを読み込み、必ず意識して問題文に目を通すようにしましょう。何度も何度もポイントを確認することによって、どんな問題に対しても同じような考え方をもって解けるようにすることを目指しましょう。
再現できる解き方を学ぶという意識さえ忘れなければあとは解いていくだけです!
使う時期
秋〜入試本番直前期までが取り組み始める目安になるかと思います。
本書に掲載されているポイントを意識するだけでも得点は伸びるという意味合いでは、入試本番の直前期にはじめても十分効果は望めます。
しっかり学習して、どんな問題でも同じように解けるようになるまでのレベルを目指すのであれば、10月頃に取り組み始めることをオススメします。
他の参考書との比較
「出口のシステム現代文 ベーシック編」
かなりオーソドックスな現代文の問題集です。これといった特徴はなく、「現代文読解力の開発講座」のほうがレベルが高く、読解力UPに特化されています。
現代文が苦手で、とにかくなにか1冊やってみようと考えている方にはシステム現代文のほうが取り組みやすいと思います。
まとめ
「現代文読解力の開発講座」を紹介しました!
読解力という一朝一夕では身につかない力をシステマチックな解説で誰でも学べる形に落とし込んだコスパ最強の1冊 です!是非現代文で高いレベルを目指している人は取り組んでみましょう!