照井式 解法カード 化学|「覚える」から「解ける」へ。思考を支える最強カード型参考書

照井式 解法カード 化学

「参考書を読んでも、問題になるとどう解けばいいのかわからない…」そんな悩みを抱える受験生に向けた、画期的な解法パターン集が『照井式 解法カード 化学』です。解法の「考え方」から整理されており、暗記と理解の“橋渡し”ができる珍しいタイプの参考書。化学の典型問題に対する“頭の動かし方”を、カード形式で効率的にインストールできます。


照井式 解法カード 化学の基本情報

照井式 解法カード 化学
著者照井 俊
出版社Gakken
発売日2013年9月26日
判型/ページ数A5変形 / 500ページ
対象高校2〜3年生(共通テスト〜難関大二次)
価格1,650円(税込)

照井式 解法カード 化学の評価

難易度

共通テストから東大・京大レベルまで応用可能。

わかりやすさ

パターン別に考え方を整理してくれる構成が秀逸。

必要な時間

1日数枚ずつ読むのが理想。反復が前提。

特典への結びつき

思考プロセスが定着するため応用問題で真価を発揮。

面白さ

解けなかった問題が「解ける」に変わる快感あり。


コスパポイント

一般的な参考書が「情報の網羅」に重点を置くのに対して、照井式は“どう考えるか”にフォーカスしています。約1,400円で200枚以上の「解法カード」が手に入り、単なる知識詰め込みではない、本物の思考力が養えるという意味では圧倒的にコスパが高い教材です。


① 解法パターンが1問1答形式で“脳に定着する”

「問題を見たとき、どこから手をつけるか」が分からない人は多いもの。照井式では、問題の分類ごとに“どう手を動かすか”の流れが明文化されており、解法を自動化する練習ができます。形式も1問1答で、記憶の反復がしやすく、スキマ時間にも使える構成です。


② 計算系・論述系をバランスよく網羅

照井式は理論化学・無機・有機すべてをカバーしており、計算問題・記述問題どちらにも対応。特に理論化学の濃度計算・化学平衡・電池など、苦手意識を持つ人が多いテーマについて、定型的な思考法を身につけるのに適しています。図や例題も簡潔ながら的確です。


③ 他参考書との併用で“効率学習”が可能に

問題演習書(例えば『重要問題集』『実戦化学演習』など)と併用することで、「解けなかった問題=照井式で対処法を確認」というルーティンが完成します。復習ベースで繰り返せば、類題に強くなり、化学の得点力が安定してきます。


こんな人にはオススメできないかも?

“まとめノート”のような知識整理だけを求める人や、単に問題を解きたいだけの人にとっては、やや遠回りに感じるかもしれません。また、解説に対して演習量が少ないため、「読んで終わり」にしないための使い方を意識する必要があります。


使い方

毎日3〜5カードずつ読み進めながら、関連問題を自分で解いてみるのがおすすめ。模試や問題集でつまずいたテーマは、該当するカードをチェックして「どう考えるか」を復習。周回ごとに理解度が深まり、反応パターンが定着します。


使う時期

高2後半〜高3の秋以降に導入し、記述演習の本格化に合わせて使用するのがベストです。共通テスト後の2次対策期間や、模試の復習期などにも活躍します。短期集中より、繰り返しの継続がカギです。


他の参考書との比較

類書としては『化学重要問題集』や『化学の新演習』などがありますが、それらが“演習ベース”であるのに対し、照井式は“思考の型”のインストールが主眼。問題集に疲れたときの「解法確認用サブ教材」としても有効です。


東大生による正直コメント

この本、問題集とはまったく異なる角度から化学を整理できる点が強みです。特に「解き方の引き出しが少ない」と感じている受験生には、照井式の“パターン別思考の提示”が非常に有効。ただし、読んで満足するだけだと力にならないので、アウトプットとセットで活用する意識が不可欠です。基礎があって伸び悩んでいる人にこそ試してほしい教材です。


まとめ

『照井式 解法カード 化学』は、化学の典型問題を“解けるようになる”ための解法を体系的に学べる、ユニークかつ実用的な1冊です。知識の丸暗記ではなく、問題に対する「アプローチの型」を身につけたい人には最適。共通テスト〜難関大二次まで幅広く対応できるポテンシャルを備えており、化学の得点安定化を狙うすべての受験生におすすめできます。