こわくない英語 出題パターン別長文問題|長文読解が苦手な人でも読み進められる構成力

「長文を読むのがしんどい」「設問に答えるまでたどり着けない」そんな悩みを持つ人にこそ使ってほしいのが『こわくない英語 出題パターン別長文問題』。大学入試によく出る出題形式をタイプ別に収録し、1文ずつ丁寧に読み進めながら理解力と得点力を高めていく長文読解の“橋渡し教材”です。
英語のコスパ勉強法
目次
こわくない英語 出題パターン別長文問題の基本情報
著者 | くもん出版編集部 |
出版社 | くもん出版 |
発売日 | 2015年4月27日(随時改定) |
判型/ページ数 | A5判 / 約127ページ |
対象 | 高1〜2の長文読解初級者〜共通テスト前の基礎固め |
価格 | 1,540円(税込) |
こわくない英語出題パターン別長文問題の評価
難易度
基礎レベルで、共テ〜中堅私大対応。
わかりやすさ
パラグラフごとの日本語訳つきで超親切。
必要な時間
1題30分〜40分で無理なくこなせる。
特典への結びつき
出題パターンが整理されていて実戦的。
面白さ
素朴なテーマで取り組みやすいがやや単調。
コスパポイント
構文や語彙レベルを抑えながら「設問形式別の対応力」を養える本書は、長文演習の導入教材として非常にコスパが良いです。英文も適度な長さで心理的負担が少なく、1冊を通じて「長文への抵抗感」をなくすトレーニングが可能です。
① 出題パターン別に構成されていて実戦的
「内容一致」「要約」「指示語」「同義語」など、大学入試で頻出の出題タイプごとに分かれていて、どの問題にどのようにアプローチすればよいかを自然に学べる設計です。読解力だけでなく設問処理力も育つのが大きな強み。
② 日本語訳と解説がとにかく親切!
各パラグラフごとに丁寧な日本語訳と文構造の補足がついていて、構文把握が苦手な人でもスムーズに読み進められます。辞書なしでも理解が深まり、復習もラクなので、初学者にもおすすめできます。
③ 語彙・文法を総合的に復習できる
設問ごとに必要な語彙や文法の補足も掲載されており、「読めなかった理由」「設問で間違えた理由」が明確になります。これにより、長文演習を通して基礎知識の再確認・定着ができる構成になっています。
こんな人にはオススメできないかも?
MARCH以上の難関私大志望者や東大・京大の記述型対策を目指す人には内容がやや簡単すぎる可能性があります。また、英文のテーマもシンプルなため、難解な学術的英文に慣れたい人には物足りなさを感じるかもしれません。
使い方
1題あたり30分程度で取り組めるので、学校帰りやスキマ時間に1日1題ペースで活用するのがおすすめ。復習では日本語訳と照らし合わせて構文確認→語彙チェック→再読という流れが効果的です。音読にも向いています。
使う時期
高2〜高3春〜夏にかけて「長文に慣れる期間」に最適。共通テスト前に長文読解の基礎体力をつけておくことで、志望校対策にスムーズに移行できます。学校教材に物足りなさを感じたときの副教材としても優秀です。
他の参考書との比較
『やっておきたい英語長文300』と比較すると、本書の方が語彙・構文ともに平易で、長文読解のスタート教材としておすすめ。一方で、問題形式の体系化や語彙解説は『キムタツ長文』に近く、丁寧な指導書に近い側面もあります。
東大生による正直コメント
「長文慣れしてない人に勧めるならこれ」と感じる一冊。テーマや設問がシンプルなので、読みやすさ重視の人や、共テレベルで困ってる人にはちょうど良い。ただし、語彙力や構文力を大きく伸ばす教材ではない点は要注意。
まとめ
『こわくない英語 出題パターン別長文問題』は、長文が「読めない・怖い」と感じる人に寄り添う良書。解説の丁寧さ・パターン整理のわかりやすさが光り、長文演習の入り口にぴったりな教材です。苦手を克服し、次のレベルへ進む足がかりとして活用しましょう。