【理系数学入試の核心 難関大編】のレベルや使う時期は?|東大生と早稲田生のコスパ勉強法
今回は、「理系数学入試の核心 難関大編」を紹介します!
難関大学の入試問題から60題のみを厳選した、ハイレベルなコスパ参考書です!
目次
基本情報
本体価格 | 1320円 |
ページ数 | 248ページ |
今回紹介する参考書には、解説だけでなく別解、発展事項が豊富に掲載されています。
別解は、主な回答方法の他に違うテクニックを使った答えの導き方を教えてくれます。また、発展事項では、取り扱ってる範囲に関係するさらにレベルの高い知識を学ぶことができます。
発想力・論証力・処理力全てを伸ばすことができて、難関大学を目指す意識の高い人にはありがたい内容の充実さとなっています!
「理系数学入試の核心 難関大編」の評価
難易度 | ★★★★★ |
わかりやすさ | ★★★★☆ |
必要な時間 | ★★★☆☆ |
得点への結びつき | ★★★★★ |
面白さ | ★★★☆☆ |
コスパポイント
この参考書のコスパの良い点を2点紹介します!
①問題を解く流れ
この参考書では、問題を解いていく際には全部で3つのステップがあるとされています。
- 問題の条件把握
- 答え・結論に至考え方
- 処理(場合分け、計算、図示)
普段思いつきで曖昧なまま解き始めてしまっている問題も、このようにステップを意識しながら取り組むと、問題の意図の理解度に大きな差が出てきます。
この3ステップに基づいて解説も詳しく行われているので、ただただ答えを見るだけということはなくなり、より内容の豊富な学習になること間違いなしです!
②解答の目安時間
各問題に解答に必要な目安の時間が示されています。
この目安時間があることで、どれくらいの問題数を1日に解くかのような学習計画が立てやすいということがメリットの1つです。
また、さらに重要なことが、自分のレベルがどれくらいなのかを大まかに把握できるということです。
目安時間よりも、大きく時間をかけてしまう場合は、その範囲における自分のレベルがまだまだ低いということがわかります。逆に、目安よりも早く解けてしまう場合は、ある程度十分な理解力を既に持っているということがわかります。
この目安時間に対しての自分の解答時間を記録しておけば復習する際に非常に有用な基準になるのでコスパ勉強法にはうってつけのポイントです!
こんな人にはオススメできないかも?
タイトルにもあるとおり、難関大学を目指す人が仕上げに使うレベルの参考書になっているため、数学の基礎的な勉強が終わっていない方には、オススメできません。
また、問題数も60問となっており、1問1問の内容も充実しているので、「ひたすら問題数を解いて反復練習をしたい!」という方も、物足りなく感じてしまうかもしれません。
使い方
基本的には、1問づつ問題を解いていき、解説を見て別解まで学ぶという流れで問題ないです。
ただ、せっかく解答の目安時間が設けられているので、コスパポイントの項目でも触れたように、各問題に自分が解答にかけた実際の時間もメモしておくと良いでしょう。
その問題の目安の解答時間とどれくらい差があるかで復習にどれくらいの重きを置くかということも変えることができ、コスパ勉強に繋がります!
また、2周目、3周目とどれくらい解答時間が縮まっているかも確認して、自分の成長度を確認することもできます!
使う時期
使い始める時期は、基礎の学習が終わった受験中期から終盤までにかけて取り組んでおくことをオススメします。
この参考書に取り組む前に基礎を終わらせておく必要があります。
同じ「理系数学 入試の核心」シリーズの標準編や「入試によく出るこれだけ70題!」で基礎を固めてから取り組みましょう!
「入試によく出るこれだけ70題!」はこちらの記事で詳しく紹介しています
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1周をこなすためにかかる期間としては、全部で60問あるので、1日に2問解いていくペースで進めれば2ヶ月で終わらせることができます。2問に取り組む時間は大体90〜120分なので、数学だけにかかりきりにもならずに無理ないペースで進められるため、この2ヶ月で終わらせるペースがオススメです。
他の参考書との比較
「理系数学の良問 プラチカ」
数学の参考書としてはかなり有名なプラチカは、今回紹介した入試の核心と比較すると問題数は多めになっています。
問題のレベルも、基礎から難題まで幅広く掲載されているため、受験終盤に取り組み始めると無駄になってしまうことも増えてくるかもしれません。
その代わり、問題の幅広さから受験初期からずっと使い続けることはできるので、新しく参考書を購入しようとしている時期によってどちらに取り組むか決めると良いでしょう。大まかにいうと、
受験初期→プラチカ
受験後期→入試の核心
というようなイメージを持っていていただくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
入試の核心というタイトルの通り60問で入試問題の核心にコスパよく近づける問題集を紹介しました。
北大、東北大、名古屋大などの難関大学を目指す人は一度目を通してみましょう!