【理系数学入試の核心 標準編】のレベルや使う時期は?|東大生と早稲田生のコスパ勉強法
今回は、「理系数学入試の核心 標準編」を紹介します!
目次
基本情報
本体価格 | 1320円 |
ページ数 | 296ページ |
「理系数学入試の核心 標準編」の評価
難易度 | ★★★☆☆ |
わかりやすさ | ★★★☆☆ |
必要な時間 | ★★★☆☆ |
得点への結びつき | ★★★☆☆ |
面白さ | ★☆☆☆☆ |
コスパポイント
この参考書のコスパの良い点を2点紹介します!
①「Process」で解法を学習
「Process」は簡潔にいうと、問題の解き方の手順の説明書です。
難しい問題や少し工夫の必要な問題でよく立ち止まってしまう人は、解法の組み立てがうまくいっていないことが多いです。
一見、手のつけられない問題でも順番に紐解いていけば少しづつ本質が見えてくるはずなのに、一気に答えまでたどり着こうとするため、迷子になってしまうのです。「Process」をしっかり見て、解法の組み立てとはこうするんだということを最初は見て学び、真似していくことで自然と「Process」と同じように綺麗に問題を解けるようになることができます!
②★で難易度チェック
こちらの参考書には全ての問題に、★が振り分けてあり、その数で難易度を確認することができます。
この星の数を目安にして、どれくらいの問題が解けたかによって自分の学力がどれくらいのレベルであるのかを確認することに使えます。
また、復習するときにも便利で、この参考書を1周取り組んでみたときに、まだまだわからないことが多かったなたと感じたら★の数が少ない問題を、余裕を感じたのであれば★の数が多い問題を重点的にこなすというような使い方にも活かせます。
どのように難易度分けを利用するかはみなさんの自由ですが、ないよりは確実にコスパよく勉強することができます!
こんな人にはオススメできないかも?
標準編となっており、問題もそこまで複雑なものはありません。しかし、標準と言っても、数学入試の本番の中での標準というとイメージがつきやすいかもしれませんが、基礎の学力に穴が多いと取り組んでもあまり意味はありません。
問題数はそこまで多くないため、苦手だったり理解していなかったりする範囲をこの参考書で大きく改善するということは見込めないと思っていただいた方がいいでしょう。
自分の学力がどれくらいまで伸びたのか、ということを確認したいくらいまでには基礎学習が終わっている受験生でないとオススメはできないです・・・
使い方
まずは基本的に最初から順番に問題を解き進めていくだけで十分でしょう。
この際に、わからなかったりつまづいてしまったりした時には、ある程度すぐ諦めて解説を読んでしまって構いません。
解説がかなり豊富に作り込まれており、コスパポイントでも触れた通り「Process」で解法を順序立てて学ぶことができたり、その他にも「核心はココ」と言って簡潔なワンポイントアドバイスのようなものも出てきます。とにかく、1周目は極端にいうと、解説を読む勉強でもいいくらいで、2周目でどれくらい解説の内容が定着しているかをチェックするという使い方がオススメです。
3周目では、解説の内容が細かい部分まで定着しきれていない部分を重点的に復習して、全ての「Process」を頭に入れられると完璧ですね!
使う時期
使う時期はかなり限られた期間になるイメージを持っていただいた方がいいかもしれません!
受験期間の超序盤には多くの方が基礎の定着を行い、その後レベルアップした問題集に取り組んでいくと思います。今回紹介した参考書は、その基礎からレベルアップする最初の段階で取り組むと一番効率が良いでしょう。
今後難しい問題集に取り組む際の準備のための参考書というように考えましょう!
他の参考書との比較
「理系数学入試の核心 難関大編」
今回紹介した「入試の核心」シリーズの難関大編です。
単純に問題の難易度が上がっていることももちろんですが、問題数はさらに厳選されて60題となっております。
その分解説の充実度も増していて、より少ない問題に長い時間をかけてじっくり取り組むイメージです。
汎用性のある武器を身につけるというより、さらに上の高技術を身につけて、複雑な問題にも対応できるようにするための参考書です。今回紹介した標準編をこなしてから、ステップアップとして取り組めばタイミング・実力、共に丁度ベストです。
難関大編の紹介記事はコチラです
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
解答・解説に重きを向いた参考書を紹介しました。
基礎を終えて難しい問題集に取り組む前に、こなしておくと今後に必ずいい影響を及ぼすこと間違いなしです!