【生物 基礎問題精講】のレベルや使う時期は?|東大生のコスパ勉強法
今回は、基礎力を養うにはもってこいの問題集「生物 基礎問題精講」を紹介します!
「生物 基礎問題精講」は決して問題量は多くはありません。ですが、その内容の充実さは文句なしです。問題集の中にも、例えとして「エッセンスが詰まった濃縮ジュース」と表現されています。それくらい、問題量に反して得られるものが多い1冊となっているのです!
目次
「生物 基礎問題精講」の基本情報
本体価格 | 1540円 |
ページ数 | 336ページ |
出版社 | 旺文社 |
「生物 基礎問題精講」の評価
難易度 | ★★★☆☆ |
わかりやすさ | ★★★★★ |
必要な時間 | ★★★☆☆ |
得点への結びつき | ★★★★☆ |
面白さ | ★★☆☆☆ |
参考書フローチャート
まずは、「生物合格77講」などで基礎学習を終えましょう。何も知識を持たないまま問題を解きはじめても、学習効果は薄いです。
インプットをしてアウトプットをする
これの繰り返しにより、知識は定着していきます。オススメは、「生物合格77講」などのインプットする参考書で1つの単元を終わらせる。その後に、「生物 基礎問題精講」などの問題集で対応する範囲の問題を解いてみる。この流れを繰り返すことです。この方法で学習することで、自分に何が足りていないかがより明確になります。
すでに授業や学習塾で基礎学習を終えている人はいきなり問題集から取り組んでも問題ないです。
間違えた問題は印をつけるなどして、最低でも2周は繰り返し問題集に取り組むとベストです。
基礎的な問題集を終えたら、問題のレベルを上げましょう。オススメは、「大森徹の最強問題集159問 生物」です。東大・京大を目指す学生に必須の問題集です。ただ、目標レベルはそこまで高くない学生も、できればチャレンジしておきたいです。このレベルの問題集をこなせる思考力が身につけば、他のちょっとした応用問題にもすぐに対応できるようになります。
できるだけ、学習のレベルを上げて、難しい問題にもひるまないようにしておくことが大事です。
「生物合格77講」をこちらの記事で詳しく紹介しています!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
「生物 基礎問題精講」の特徴
「生物 基礎問題精講」の特緒を大きく2つに分けて説明します!
①学習ポイントを区別する
まず、参考書の基本的な構成を把握しましょう。
左ページに問題、右ページに解説というシンプルな作りです。ここで、右ページの解説がさらに3つに分かれています。
- 精講
- point
- 解説
この3つに分かれて詳しく解説がされています。
精講では、その単元をマスターするために必要な内容が説明されています。簡潔にいうと、なんでそうなるの?というところを根本から解説してくれています。
pointは、単純に暗記事項です。解説とかではなく、問題を解くために覚えている必要がある内容がメモのように記されています。
最後の解説は、左ページの問題の実際の解答解説です。受験生が間違えやすい点を中心に、解法の考え方や論述のポイントを説明してくれています。
このように、学習する際の項目が3つに分かれていて、非常に便利です。隙間時間に復習する時は、pointだけおさらいしたり、原理が理解できなくなったら精講を読み返したり、というように学習のアプローチの仕方が3倍になります。ただ問題を解いて、解説を見るだけという単純な作りではないところがこの問題集の1つの強みです!
②基礎→演習の段階分け
問題のレベルも基礎と演習で大きく分けられています。基礎問題を取り組んだ後に、複合的な演習問題に取り組むという流れです。単純に、易しい問題と難しい問題が混同されているだけよりも、頭を切り替えることができて、難しい問題にも取り組みやすくなっています。
さらに、演習問題には、基礎問題の引用番号が振ってあります。つまり、どの基礎問題が発展して作られた難しい問題なのかということがわかるということです。これが分かれば、たとえ演習でつまづいてしまっても基礎問題の解説であらためて復習することができます。例えば、演習でつまづいとき、基礎問題の精講を読みなおして復習するといったことが簡単にできます。
わからない問題の復習が一目でできることは、とても優秀です。
「生物 基礎問題精講」に似た参考書との比較
生物の良問問題集
この問題集は、大学入試で頻出の良問ばかりが集まっています。
さらに、難易度が3段階に分かれていて、工夫して取り組みやすいです。
レベルとしては、幅広くこれ1冊では2次試験まで十分とは言えません。しかし、類題が超高頻度で出題されます。そのため、8割近くはスラスラ解けるようになっておきたい問題集です。
大きな違いは、問題集自体がシリーズ化されていない点です。基礎問題精講は、他に「入門」と「標準」の2冊があります。一方、こちらの問題集は、生物だけでいうとこの1冊しか出版されていません。シリーズ化されている方が、レベル分けが丁寧なのでより、実力に見合った学習はしやすいです。ただ、その分時間はかかります。そのため、ある程度コンパクトに学習を進めたいと考えている受験生はこちらの「生物 良問問題集」の方がオススメです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
生物の問題集を使い方も併せて紹介しました。
生物の問題集はあまり多くないので、選択肢が少ないです。そのため、他の受験生と差をつけるために、取り組み方とタイミングはより意識しなくてはいけません。
ぜひ、この記事を参考にしてみてください。
そして、他の受験生との違いを作りましょう!