【生物合格77講】のレベルや使う時期は?|東大生のコスパ勉強法
今回は、生物の超バイブル的参考書「生物合格77講」を紹介します!
「生物合格77講」は、スーパー教科書ガイドと呼ばれています。それは、高校生物で扱われる教科書の全てに対応しているからです!
全ての教科書を分析した上で、大学入試に必要な情報を過不足なく集めた、最強の入試対策本です。
コスパ勉強法とは何か?こちらの記事で無駄のない勉強を紹介しています!
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目次
「生物合格77講」の基本情報
本体価格 | 2750円 |
ページ数 | 800ページ |
出版社 | ナガセ |
まず、ページ数は800ページと、トップクラスのボリュームです。生物の全範囲を網羅しているので仕方のないページ数とも言えます。ただ、絵やイメージ図が豊富に掲載されているため、想像よりは時間をとらないです。
参考書のタイトル通り、77回の講義に分けて全範囲が解説されています。1つの講義にかかる時間が大体10分から20分程度でしょう。そのため、1日に2講義ずつ進めていっても、無理ないペースで1ヶ月で1周することができます!
また、この参考書は、「なぜそうなるのか?」という疑問に詳しく解説がされるようになっています。仕組みや現象の理屈から説明することで、納得感を与えてくれます。そして、「そうだったのか!」という感動を感じることで、受験勉強に留まらない、学問の知識を身につけられることもできます!
「生物合格77講」の評価
難易度 | ★☆☆☆☆ |
わかりやすさ | ★★★★★ |
必要な時間 | ★★★★★ |
得点への結びつき | ★★☆☆☆ |
面白さ | ★★★☆☆ |
参考書フローチャート
まず、「生物合格77講」は基礎から学べるため、生物の勉強の序盤で取り組みましょう。この参考書を読んでいて理解できないということはほとんどないでしょう。最初は時間がかかっても大丈夫です。絵や図、補足説明を最大限に利用して、根本から理解するように頑張りましょう。
インプットを終えたら、アウトプットです。学習した直後は、理解した気になっただけで実際は身についてないということがよくあります。「生物 基礎問題精講」は無駄なく、入試に必要な良問を集めた問題集です。「生物合格77講」を終えた後に、取り組む問題集としてはオススメです!
演習もこなして力がついてきたら、ハイレベルな問題集に取り組んでみましょう。「大森徹の最強問題集159問 生物」などはかなりレベルが高いです。具体的には、東大・京大を目指す人がこなせるようにならなくてはいけない問題集です。ただ、目標志望校がそこまで高くないという人でも取り組んでおいて損はないです。この問題集をこなせる力があれば、生物に関してだけいうと、ほとんどの大学の合格ラインを越えることになるでしょう。そのため、安心感と自信をつけるために仕上げとして取り組むことをオススメします!
「生物合格77講」の特徴
この参考書の特徴を主に2点紹介します!
①教科書のいいとこどり
現在、高校生物の教科書を出版している会社は主に5つあります。ただ、出版社ごとに用語・項目のばらつきが非常に多いです。
生物の入試は、教科書からの出題が95%を占めるとも言われています。それなのに、出版社によって内容が少しづつ変わるとなると不安になりますよね。
そこで、この「生物合格77講」では、そんな教科書のばらつきを一つにまとめてくれているのです!つまり、教科書を越える最強の教科書ガイドとなっています。もはや、内容も充実しているし、図もわかりやすいし、教科書より使いやすいと感じる受験生も少なくないはずです。
受験における生物の基礎知識のインプットはこれ1冊で十分。そう断言できるような内容です。
②4コマ漫画でわかりやすい
毎回の講義に、「visual study」という項目が設けられています。「visual study」では、その講義の概要を、イラストや4コマ漫画で説明してくれています。この漫画が学習にとても有効だと感じました。
まず、漫画で説明されると、文字ではスッと理解できないことが、視覚的に捉えられるようになります。そうすることで、現象の仕組みや過程が簡単にイメージすることができ、学習内容の理解も捗ります!
あとは、頭のリフレッシュにもとても有効的です。文字や式ばかり見ていると、頭はどんどん疲弊していきます。多少の無理はもちろん必要ですが、疲れすぎていても、効率の良い学習はできません。
そこで、毎回の講義で出てくるこのイラストや漫画は息抜きの役割にちょうどいいです。学習時間を無駄に邪魔するほどの量ではありません。さらに、次の講義ではどんなものがあるのだろうという意欲にさえつながるので、受験生には嬉しい特徴になるでしょう。
「生物合格77講」に似た参考書との比較
田部の生物基礎をはじめからていねいに
こちらは、生物基礎に照準を絞った、同じような基礎参考書です。この参考書も図やイラストが非常に見やすくて理解しやすくなっています。
実は、この参考書の著者は「生物合格77講」と同じ田部先生です!当然のことのように感じるかもしれませんが、参考書も著者によって傾向が偏ります。とにかく、わかりやすいを優先する受験生は、田部先生の著書の中から参考書を選んでいけば間違い無いでしょう。
2つの参考書の違いについてですが、それはやはり範囲の違いでしょう。こちらの参考書は主に生物基礎が学習対象ですので、これだけでは2次試験などには不十分です。しかし、それだけボリュームも優しめですし、取り組みやすさという点では優れているでしょう。
最初から、分厚い参考書を継続できる自信のない方などは、「田部の生物基礎をはじめからていねいに」から基礎を固めていくことも手段の一つでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
生物のバイブル的参考書を紹介しました!
皆さんも一度書店などで目を通してみましょう!そのわかりやすさに感動すること間違いなしです。