【化学(化学基礎・化学)入門問題精講】のレベルや使う時期は?|東大生のコスパ勉強法
今回は、名前通り化学の入門編のような問題集「化学(化学基礎・化学)入門問題精講」を紹介します!
化学の問題集は、数学や英語の問題集と比べて種類は少ないです。ただ、その中でも、難易度や特徴は様々です!
「いつ取り組むの?」、「どれくらいの難易度なの?」、「どんな特徴なの?」こういった悩みを抱えながら、化学を日々勉強している受験生に向けて、レビューや解説をまとめています!
目次
「化学(化学基礎・化学)入門問題精講」の基本情報
本体価格 | 1210円 |
ページ数 | 240ページ |
出版社 | 旺文社 |
この化学入門問題精講は、鎌田先生と橋爪先生の共同著書となっています。化学の参考書を眺めていると1度くらいは目にしたことのある名だと思います。「鎌田の理論化学の講義」や「橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業」で有名な講師であるお二方です!
この方達の作った参考書は、教科書よりも丁寧・わかりやすいで評判です!その理解のしやすさが、今回紹介している問題集にも反映されています!
入門問題精講は、シリーズ問題集になっていて、その中で最も低難易度です。そのため、この問題集に取り組むべきは、化学勉強の初級者です。そんな人たちにとって、わかりやすい参考書を作ってくれる講師の方たちが作った問題集であるということは、とても心強いです!
実際に、問題と解説の作りはとてもシンプルで、わかりやすいです!
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「化学(化学基礎・化学)入門問題精講」の評価
難易度 | ★☆☆☆☆ |
わかりやすさ | ★★★★★ |
必要な時間 | ★★☆☆☆ |
得点への結びつき | ★★★★☆ |
面白さ | ★☆☆☆☆ |
参考書フローチャート
まずは、「橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業」などの簡単な参考書から始めましょう!もちろん、「鎌田の理論化学の講義」もおすすめです。この2冊はとにかくわかりやすいし、読み進めやすいです。「化学が苦手だ・・・」や「化学の勉強を始めるのが不安だ・・・」というように感じている人にはぴったりです!
理論化学と有機化学、無機化学などの大きな分野でシリーズが分かれています。そのため、1冊で化学の全範囲は網羅できないことに注意しましょう。
上記の参考書を何周かして、ある程度定着してきたら「化学入門問題精巧講」に取り組みましょう。基礎知識をしっかり身につけていれば、ほとんど解き切れるはずです。逆に、理解できない、解けない問題が残っているのであれば、次のレベルに進むには早いです。問題数はそこまで多くないので、繰り返し勉強しましょう。
入門問題精講をある程度完璧にしたら、「CanPass 化学基礎+化学」などの発展問題も多く含まれるものに取り組みましょう。最初は、難しく感じるかもしれませんが、基礎さえしっかりしていれば考え方の応用をすれば良いだけです。基礎に加えて、その考え方に慣れることが大事です!
「化学(化学基礎・化学)入門問題精講」の特徴
「化学(化学基礎・化学)入門問題精講」の特徴を大きく2点紹介します!
①142問というコンパクトさ!
まず、「化学(化学基礎・化学)入門問題精講」は、高校化学の全範囲を網羅しています。
それでも、問題数が全部で142問に凝縮されています。さすがに本番までこの問題集だけで乗り越えられることはないです。しかし、どの問題も超がつくほどの、重要な内容です。
理解できないような問題は何1つない状態にしておきたいです!
ここで、問題数が少ないことが助けになります。1周を終えるのにそこまで時間を使いません。何周も繰り返して完璧にしてしまいましょう!
②問題と解説が一体型!
問題集の構成の特徴になります。同じ見開きのページに、問題とその解説が掲載されています。
問題集は一般的に、解答が別冊になっています。本紙には問題だけがあり、他のノートのなどに問題を解いた上で、別冊の解答で確認するという流れです。
一体型も別冊型もどちらも長所と短所があります。別冊だと、少し手間になりますが問題に集中できます。一方、一体型では使いやすいですが、解説がチラついて自力で解くことに集中できないといった面があります。
ですが、今回のような初級者向けの問題集では一体型の方が圧倒的に有利と考えています。それは、学習内容が反復を前提とするような基礎的な項目だからです。
じっくり考えて解くというよりも、とにかくスピードと量が命です!
「問題を読んで、すぐ解法が目に浮かぶ。」
理想としては、これくらいの理解力にしておきたいので、繰り返し学習するには別冊解答では手間になるのです。一体型で、すぐに確認できることが重要なのです!
「化学(化学基礎・化学)入門問題精講」に似た参考書との比較
「大学入試 全レベル問題集 化学 2 共通テストレベル」
入門問題精講と同じく、難易度で別れるシリーズ問題集になっています。
実は、もう1つ下の段階の①基礎レベルもあるのですが、ここでは②共通テストレベルを紹介しています。
理由としては、難易度や取り組むべき時期などがこちらの②共通テストレベルの方が化学入門問題精講に近いからです。
異なる点は、ボリュームです。問題数がコンパクトであると紹介しましたが、全レベル問題集はさらにコンパクトにまとめられています。ページ数で言うと約半分になっています。
そのため、
「基礎の段階を80%くらいの力で少しでも早く終えたい」
というように考えている方は、全レベル問題集の方がオススメです。
こちらの記事で詳しく紹介しています!
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
化学の問題集は少ないとはいえ、取り組むべき問題集はしっかり見極めなくてはいけません。
難易度と特徴は今の自分にぴったりのものを選んでコスパよく合格を目指しましょう!