【橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業】のレベルや使う時期は?|東大生のコスパ勉強法
今回は、有名な化学講師の橋爪健作先生による、教科書よりわかりやすい講義型参考書「橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業」を紹介します!
この参考書はシリーズものになっています。今回は、有機化学版を紹介しますが、無機・有機化学版も出版されていますので、化学を完璧にしたい人は2冊セットで取り組むと良いでしょう。
化学のコスパ勉強法をこちらの記事で紹介しています!是非ご覧ください!
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目次
「橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業」の基本情報
本体価格 | 1430円 |
ページ数 | 384ページ |
出版社 | 旺文社 |
「橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業」は教科書より、わかりやすく丁寧に基礎的なことを学習できます!
私は、高校を卒業後、化学に触れなくなって数年経ちましたが、瞬時に内容を理解できました!もちろん、元々学習していたというアドバンテージはあったかもしれません。しかし、これから化学を勉強する人にも十分すぎるほどわかりやすかったと感じます。
全部で16の講義に分けて解説されるという参考書の構成になっています。さらに、それぞれの講義にステップが割り振られていて、段階的に学ぶことができます。各ステップには、目標が設定されていて、どのように取り組めばいいかも明確にされています。
「とにかく、わかりやすい参考書!」この認識だけ持っていただければ間違いなしです!
「橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業」の評価
難易度 | ★☆☆☆☆ |
わかりやすさ | ★★★★★ |
必要な時間 | ★★★☆☆ |
得点への結びつき | ★★★☆☆ |
面白さ | ★★★★☆ |
参考書フローチャート
まず、理論化学の授業は、初級者でも取り組める超基本の参考書です。そのため、化学の学習の出発点として利用するのにぴったりです。非常に覚えやすいですし、この参考書で理解できないところ、つまづくところはまずないと思います。
最低でも、1周して目を通していない項目がゼロになるようにしましょう。これだけで、初級者であれば身につけるべきの基礎の半分以上はすんなり頭に入るでしょう。
基礎が終われば、次は実践です。
使う問題集は「CanPass」などがオススメです。全体が網羅されていて、難易度もそこまで高くないです。そのため、基礎を身につけたばかりでも、十分チャレンジできる構成になっています。
ただ、問題集に取り組んでみると、さすがにわからないところ、間違えてしまうところが出てくるでしょう。その時に、改めて理論化学の授業に立ち返って復習をしましょう。わからないところが明確になって、1周目よりもさらに効率の良い学習ができます!
「CanPass」がある程度こなせるようになったら、次は「化学の新研究」で高レベルの学習に取り組みましょう。「化学の新研究」は、超膨大なボリュームです。さらに、やりすぎではないかと思うくらい、ハイレベルな知識が学べます。そのため、最初の段階から取り組むにはハードルが高すぎる参考書なのです。
基礎を終えて自信がついたタイミングで、さらなるステップアップのために使いましょう!
「橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業」の特徴
この参考書の特徴を大きく2つ紹介します!
①わかりやすいレイアウト
もちろん、解説や講義の丁寧さは参考書において非常に重要です。加えて、レイアウト、見た目のわかりやすさも大事な要素なのです。
例えば、参考書の文字が全て黒字、同じ大きさであることを想像してみてください。まず、読んでいて疲れるし、何が大事なのかもわかりづらいですよね。
その点、この参考書は絵や図がふんだんに使われていて、非常にみやすく理解しやすいです!解説文にも、適材適所に太字や強調がされていて、何が大事なことなのかが一目でわかります。そのため、無意識に読んでいても、勝手に大事なことだけを優先的に吸収していけるようになっています。
学習する前から、何が重要なことか判断できる受験生はいません。この参考書のレイアウトはそんな受験生の大きな支えになること間違いなしです!
②付録で暗記ポイントの総整理
付録として、「暗記ポイントの総整理」が巻末についています。その名の通り、暗記するしかない超重要事項だけを数ページにまとめた小冊子です。
かなり薄いので持ち運びに非常に便利です!かつ、書いてあることは大事なことしかないので、隙があればいつでも目を通してほしいです。
正直、この冊子の暗記事項は学習方法にコツなど一切ありません。こればっかりは、ただひたすら復習して暗記するしかありません。そのためには、やはり普段から暗記事項に触れていることが大切です。
この付録は、日頃の生活のなかで、ふとした時に復習する教材としてぴったりです!
「橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業」に似た参考書との比較
鎌田の理論化学の講義
「橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業」と同様に、基礎化学を1から学べる初級的な参考書です。
どちらも、解説は充実していて、そこまで大きな違いはないと感じます。最後に、暗記ポイントをまとめた付録が付いているというところまで同じです(笑)
そのため、初級者が最初に使う参考書としてどちらを使うかは、各人の好みで選ぶくらいで構わないでしょう。それほどに、どちらの参考書もわかりやすいです。
強いて違いを挙げるとすると、「鎌田の理論化学の講義」の方が受験で使えるテクニックを多めに学べるということくらいでしょうか。基本的には、原理から理解することを目標としています。ただ、ここは得点さえできればいいとして開き直って、小手先のテクニックを少し学べることがあります。
「鎌田の理論化学の講義」はこちらの記事で詳しく紹介しています!
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
化学を1から勉強する人でも使える、そんな超基礎的な参考書を紹介しました!
いきなり、高いレベルに挑戦しても得られる効果は薄いです。こういった優しい参考書で徐々にレベルを上げて焦らず実力をつけましょう。慌てず、できることから確実にものにしていくことが1番のコスパ勉強法ですよ。