【国公立標準問題集CanPass化学基礎+化学】のレベルや使う時期は?|東大生のコスパ勉強法

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今回は、国公立大学を目指す受験生にオススメ!様々な大学の過去問から選りすぐりの問題を集めた「国公立標準問題集CanPass化学基礎+化学」を紹介します!

この1冊で、化学基礎を含む、全ての範囲の重要な問題に取り組むことができます。化学を使う受験生は、絶対避けては通れないレベル・内容の問題が凝縮されています!

化学のコスパ勉強法をこちらの記事で紹介しています!

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「国公立標準問題集CanPass化学基礎+化学」の基本情報

国公立標準問題集CanPass化学基礎+化学
本体価格1210円
ページ数489ページ
出版社駿台文庫

単元ごとに、全部で7編に分かれています。問題数は全範囲で合わせて202問です。

202問と聞くと多いように聞こえるかもしれません。しかし、化学の全範囲でこの問題数なので、かなり絞られている方です。逆に、絞られすぎていて物足りなかったり、網羅性に欠けていたりして、この1冊だけで入試本番を迎えるには、正直なところ不安が残るでしょう。

それでも、各々の問題の重要性は非常に高いです。各大学の過去問だけで構成されているため、実際の入試で扱われるレベルと重要さの問題だけに取り組むことができます。特に、国公立大学を受験する予定の学生は、202問全てを完璧にするくらいまで取り組んで、絶対に損はないです。

全てが重要な問題。それゆえに、全てを完璧にしておきたい。そのような位置付けの問題集となっています。

1問1問のボリュームはそこまで重たくないです。そのため、取り組むときは全てをマスターすることを目標としましょう!

「国公立標準問題集CanPass化学基礎+化学」の評価

難易度★★★☆☆
わかりやすさ★★★★★
必要な時間★★★★☆
得点への結びつき★★★★☆
面白さ★☆☆☆☆

参考書フローチャート

「国公立標準問題集CanPass化学基礎+化学」フローチャート

CanPassの問題レベルは、難しすぎず優しすぎずといった感じです。したがって、基礎学習が終わってない人が取り組むには、若干ハードルが高いです。

化学の学習を1から始める人は、まず「橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業」などの初歩的な参考書に取り組みましょう。教科書よりもわかりやすく、丁寧に作り込まれています。そのため、学校の授業などでつまづいてしまった学生もここから取り組むのも良いでしょう。

一通り基礎の知識や原理を身につけたところで、演習です。このタイミングで、CanPassに取り組みましょう。CanPassは復習がしやすいように、勉強した日付を書き込む欄が設けられています。一度で全て完璧に解き切るのは難しいでしょうから、何周かして完成度を高めましょう。1つの問題に対して、日付の欄は3つ書きこめるようになっています。そのことも踏まえて、最低3周はしておきたいですね。

ある程度実力が上がってきたら、「化学の新研究」などのハイレベル・ハイボリュームな参考書に取り組んでもいいでしょう。「化学の新研究」に取り組むと、さらに知らないこと理解していないことが増えて驚かされると思います。ここで、決して挫折しないように気をつけましょう。量も多く、覚えられないことに不安を覚えるかもしれません。ただ、元々それくらいマニアックなレベルの参考書なので、当然のことです。焦らずゆっくり取り組みましょう。

「橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業」も詳しく紹介しています!

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「国公立標準問題集CanPass化学基礎+化学」の特徴

ここで、CanPassの特徴を2つ紹介します!

①解答解説が超優秀!

この参考書は、解答解説が非常にわかりやすいです!

レイアウトはある程度シンプルです。しかし、わかりづらい部分では図や絵を利用したり、大事な部分はしっかりと補足説明がされていたりと直接先生に教えてもらっているような感覚になるほど丁寧に作られています。

驚いたことが、解答の中に使われている用語に参考ページが記されていたことです。つまり、解答の用語を詳しく理解するために、さらに他の解答のページに移動して説明を読むことができるということです。解答に、このような参考ページが記されている参考書を見たのは初めてでした。

② 復習のためのツールが豊富

  • 実施日記入欄
  • 問題に取り組む目安時間
  • 難易度(5段階)
  • 出題大学

全ての問題に上記の4つの要素が設けられています。問題だけ解いて無視してしまう人も結構多いのですが、せっかくここまで用意してくれてあるのであれば、利用しない手はありません。

例えば、日付の上に、実際に自分が使った時間を記入してみましょう。そうすると復習回数を重ねるごとに、自分の問題に対する理解力がどのように変化したのか一目でわかります。すぐ問題を解けるようになったのか、はたまた全く成長していないのか、時間という数値として把握しておくことは重要です。

3周終えてあまり成長が見られない単元は、重点的に復習する。解答時間がわかるだけで、このように効率の良い復習に繋げることができます。

使い方はいろいろありますが、復習をする際には必ず役に立つでしょう!

「国公立標準問題集CanPass化学基礎+化学」に似た参考書との比較

化学 入門問題精講

化学 入門問題精講

問題精講シリーズは、3つのレベルで構成されています。そして、入門問題精講は、その中で一番下のレベルの問題集です。必ず解けるようになりたい基礎問題が142問収録されています。

CanPassと同様に、講義型の参考書で基礎知識を学習した後に取り組めると良いです。入門問題精講は、シリーズものとなっており、その後に「基礎」「標準」次に取り組む問題集が明確になっている分、継続的な学習には向いています。

ただ、入門問題精講は知識の暗記が問題のメイン目標になっています。一方、CanPassは論述問題も多く含まれるため、少しでも実践よりの演習をしたい場合には、CanPassの方が相性がいいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

基礎学習後の実力試しにぴったりの参考書を紹介しました!

オーバーワークになるような問題はほとんどありません。全てが重要な問題なので、確実にマスターして化学における安定した土台を作りましょう!

国公立標準問題集CanPass化学基礎+化学