東大生と早稲田生のコスパ勉強法【物理編】
目次
はじめに
私たちが紹介するのはあくまで「コスパ」にこだわった勉強法です。
満点を目指さず、
合格に必要最低限な力を
必要最低限の努力で
身につける。
これが、私たちと読者の皆様の目標となっています!
※完璧な学力を身につけられるという訳ではないのでご注意ください。
物理という教科について
ポイント!
- 暗記は少ない!
- いかに「いつもと同じこと」をできるか!
- 分野ごとに重要度が違う!
暗記は少ない
物理で覚えるべき公式は化学や数学と比べてかなり少ないです。
暗記が少ない科目は解き方さえ理解できればすぐに点が取れるようになるため短期間で習得しやすい科目ともいえます。
その点物理という科目自体ある種コスパの良い科目なのです。
暗記が少ない代わりに求められるのは思考力です。もう少し具体的にいうと、問題文を読み取る力です
問題文から読み取る思考力さえあれば使う公式は簡単、というのが物理の特徴です。
いかに同じことをできるか
物理は暗記が少ない分思考力を必要とする教科です。しかし同じく思考力が必要な数学との決定的な違いが1つあります。それは、結局同じ解き方しかないということです。
数学では数字の特性を活かして様々な解法ができますが、物理は最終的には公式に当てはめて解く以外にありません。
(少し難しい話をすると、これは物理という科目が実験事実に基づいて論ぜられるという点で数学と根本的に異なることに由来します)
問題の設定や条件は毎回違いますがやることはいつも一緒。一見難しそうな問題から必要な情報を読み取っていつも通りに持ち込む力が大切です。
分野ごとに重要度が違う
これは他の教科にも当てはまることですが、物理は特に分野ごとの重要度の差が大きいです。具体的には後ほど説明しますが、コスパよく勉強するには大事な分野により多くの時間をさくようにしましょう!
物理コスパ勉強法
物理の特徴をまとめると、
・難しい問題でもやることは同じ
・分野ごとの重要度の差が大きい
です。
これをふまえて今回紹介する勉強法は2つ
物理のコスパ勉強法
- 基礎の徹底→過去問演習
- 最低限力学をマスターする!
基礎の徹底と過去問演習
受験勉強において基礎が大事だという話はよく聞きますが、物理についていうと基礎だけでも良いと言えるほど基礎が大切です
物理は暗記が少なく解き方はいつも同じという話をしました。それはすなわち、基礎問題でやったことと同じことを応用問題でもやるということです。
基礎問題を徹底して「いつもの解き方」を身につける→過去問演習でレベルが上がっても同じように解けることを理解する
この流れがコスパ最強の勉強法です。
各段階をもう少し詳しく説明します。
基礎問題の徹底
この段階では、「いつもの解き方」を身につけるのが目的です。多くの問題をとく必要はないので基礎レベルの問題集を繰り返すことで公式を使うことに慣れます。
問題を見てパッと解答の流れがイメージできるまでいけば完璧です。
おすすめの問題集はこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
1冊に典型的な問題が網羅されているためこの1冊やっておけばまず間違いないでしょう。
過去問演習
過去問演習では、過去問のレベルでもいつもの解き方が通用するということを理解するのが目的です。
過去問を解く→手が止まったら解答を見る
をひたすら繰り返します
すぐに高得点が取れる人は少ないかもしれませんが、だんだんわかってくることが2つ
①解答の流れがだいたい同じである
②自分が基礎でやったものと大差ない
これは実感してもらうのが早いですが、物理の応用問題は総じて基礎の問題を少し複雑にしただけです。いつもの解き方がある人はその解き方に必要な情報を探すだけで解けてしまうのです。
あえて応用問題に取り組む時間をカットして基礎と過去問だけに絞ることが、コスパよく物理を攻略するカギです。
最低限力学ができればOK!
さらにコスパよく受験を突破する作戦として、分野ごとに力の入れ方を変えましょう。
物理で最も重要なのは力学です
理由は2つ
・他の分野でも力学の知識を使うことがある!
・出題頻度が圧倒的に多い!
なのでまずは力学を勉強し、その後電磁気、熱力学、波動の勉強をするのがオススメです。
大きな声では言えませんが原子分野に関しては出題率が低いため勉強しなくても良いと思います。熱力学、波動、原子にどれだけの力を入れるかについては志望校の傾向を見て決めましょう!
まとめ
物理のコスパ勉強法を紹介しました!!
基本を大事にするのは普通のこととも思えますが、目的や理由を意識するだけでコスパは大きく上がります!
ぜひやってみてください!