【富井の古文読解をはじめからていねいに】のレベルや使う時期は?|東大生と早稲田生のコスパ勉強法
目次
基本情報
今回は、「富井の古文読解をはじめからていねいに」を紹介します!
古文の勉強法の記事はこちらから
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本体価格 | 1048円 |
ページ数 | 280ページ |
単語や文法を覚えるための参考書ではなく、最低限身につけている知識で古文を読んで理解できるようになるコツを授けてくれる1冊です!
古文独特の省略表現の見つけ方、主語の見つけ方など、実際に文章を目の当たりにしたときに非常に実践的なスキルを磨くことができるようになっています。
「富井の古文読解をはじめからていねいに」の評価
難易度 | ★★☆☆☆ |
わかりやすさ | ★★★★☆ |
必要な時間 | ★☆☆☆☆ |
得点への結びつき | ★★★★★ |
面白さ | ★★★★☆ |
コスパポイント
本参考書のコスパポイントを全部で3つ紹介します!
①本紙と別冊の2部構成
本参考書には、巻末に別冊が付録として収録されています!
内容としては、本紙で学んだ内容をぎゅっとひとまとめにして後から見返せるようにしたものです。
だからと言って別冊だけ読めば理解できるわけではなく、きちんと本紙で学習した後に見返すと簡単に思い出すことができるという仕組みになっています。
学校の試験や受験の本番の直前に見返すアイテムとしてはうってつけですし、別冊だけであれば数分程度で1周することもできるので、毎日の通学の時間に1回は読むというようにして反復して目を通すことで無理なく、頑張ることなく、コスパ良く定着させることができます!
②古文世界の一般常識もインプット
古文は、文法や単語だけの知識で読解しようとすると、どうしてもわからない壁にぶつかることがあります。
それは、今の私たちの世界と古文の世界の常識が違うことが1つの要因です!
例えば、古文の世界において、「上の身分の人から命令された下の身分の人は〜のように動く」といった常識を知っているのと知らないのとでは、文章の頭への入り方が段違いです。
本参考書では、そういった主要な古文世界での常識も教えてくれる珍しい1冊になっています。
③クエスト風の構成
本参考書には、「鬼に攫われた姫を古文にまつわるクエストを解決していきながら助けに行く」という設定が設けられています笑
学習項目が全部で24ステップに分かれていて、姫を助けるストーリーと一緒にが学習も進めていくような構成になっています。参考書なので、そこまで緻密で面白いストーリーが組まれているわけではありませんが、学習を続けるための1つのモチベーションとしては、十分大きな効果を発揮してくれます。
ただただ、文法や暗記を丸暗記していくよりも、何かと一緒に覚えていく方が単純に学習効率も高いです。一見どうでもいいようですが、飽きずに最後まで読めるというのは、勉強に追われている受験生にとっては非常に大事な要素です!
皆さんも姫を助けにいきましょう!
こんな人にはオススメできないかも?
この参考書は、どのレベルの大学を目指す人にも別紙も利用しながら何周もしていただきたい内容になっています!
というのも、古文を読むためのスキルを身につけるためのものなので、どんな文章にも応用を効かせられるからです!!
ただ、唯一オススメすることができないとすれば、学習内容と一緒に、姫を助けにいく中でのストーリーの登場キャラの会話がまあまま出てくるので、そういった学習以外の要素を一切排除したい人には、唯一オススメできないかもしれません・・・
使い方
使い方は非常に簡単です!
- まず1周じっくり読む
- 参考書の最後にある問題を解く
- 間違えた内容のところだけを重点的に読み返す
この3ステップを弱点がなくなるまで繰り返していくイメージです!
あと忘れてはいけないのが、別冊の使い道です!
別冊は1周読み終えた時点からすぐに使い始めてください!
電車に乗っている時、お弁当を食べている時、寝る前の数分、どんな隙間時間でもいいので毎日欠かさず目を通すようにしてください!
1日に長く読むよりも、毎日少しづつを継続することこそ、忘れにくく、疲れにくく、コスパ最強の勉強法です!
使う時期
まず本参考書を1周するのにかかる時間の目安ですが、全部で24項目の学習内容があり、それぞれがおおよそ5分ほどで読み終わるので全部で120分。加えていくつか確認問題があるので合わせて約200分というのが1周にかかるおおよその時間になるでしょう。
したがって、1日1時間取り組むとして、1週間もあれば余裕を持って1周することができるボリュームになっています。
これくらいのボリュームであれば、時期はかなり融通が効きます。最悪、あまりにも古文の文章が苦手で、試験直前に何か少しでも改善したいとう場合でも有効だと思います!
ベストは、古文の文法や単語をたくさん暗記していく前に前提スキルとして身につけておくことをお勧めします。その方が、暗記項目の学習効率も上がっていくので、できるだけ早く1周することを意識すると良いでしょう。
他の参考書との比較
「古文上達基礎編」
こちらの参考書は、いわば王道のような参考書です。これさえ完璧にすれば基本問題で苦労することはまずないだろうというようなしっかりとした内容になっています。その分45単元もあり、時間は少々かかるようになっています。
とにかく少しでも古文を読解できるようになりたい!という感じであれば、「富井の古文読解をはじめからていねいに」を、古文を隅々まで完璧にしていきたい!という感じであれば「古文上達基礎編」に取り組むといった使い分けがオススメです!
「古文上達基礎編」の詳細の記事はこちらから
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
古文を勉強し始める人、古文の壁にぶつかった人、どんな人にもオススメです!
ぜひ使ってみてください!