【過去問演習のやり方】|東大生と早稲田生のコスパ勉強法

こちらのブログでは勉強しない勉強法をスローガンに、最小限の努力で合格を目指すコスパ勉強法を紹介しています。

今回は、受験勉強をする上で切っても切り離せない関係にある「過去問演習」をもっとコスパよくこなしていくために、「過去問演習のやり方」を紹介します!

なぜ過去問演習をこなすのか?

当サイトでは、効率のいい勉強法の1つとして、「過去問演習」を強く推奨しています。

教科別のコスパ勉強法の記事でも、ほとんどは最後の仕上げとして「過去問演習」をすることをオススメしています。それは、こと受験対策という場面においては、「過去問演習」がただの問題演習の演習と比べて非常にコスパの良い勉強法となっているからです!

では、なぜ「過去問演習」はコスパが良いと言えるのでしょうか?

①過去問が解ける=大学合格

過去問は本番に出題される問題のレベルと全く一緒です。過去問以上のレベルの問題を解ける必要ないし、過去問以下のレベルの問題しか解けないのであれば、まず合格にはたどり着けません。

つまり、過去問こそが目標とするレベルであり、過去問が解けるかどうかというのは受験勉強の1つの大きな指標となっています。

その指標となる「過去問演習」を行うことで、自分の現状が分かり目指すべき場所も常に意識できるというのが、「過去問演習」の無駄のない強みです!

②出題傾向に沿って学べる

入試の問題には大学、学部ごとの傾向があります。

例えば・・・

「〇〇大学の数学では、図形の問題は難しいけど、確率は簡単」

というものです。これが傾向です。

確率分野で難問が出ないのであれば、確率は基本的な問題が解ければいいですよね。最小限の努力で合格を掴むためには、このような要素を分析して、皆さんの努力が決して無駄にならないようにするべきなのです!

③時間配分の練習ができる

試験本番の時間配分に慣れることができることも、「過去問演習」のポイントです。

限られた時間の中でどの問題に時間を割くのか、どのような順番で解いていくのかは受験において非常に重要な要素です。問題集の演習だけでは、自分の力量に合ったスピードで解いてしまいがちで、時間配分を練習することは難しいです。

しかし、過去問では異なる範囲の問題が集められて時間制限が設けられており、効率よく勉強することができます!

④解けない問題の見極めの練習ができる

本番に合格点に達するために必要な力として、解けない問題を見極める力があります。特に数学などではこの力が必要です。

全部完璧に解こうとして全部中途半端になるよりも、解けない問題を早めに見極めましょう。解ける問題だけに時間をかけることで効率よく得点していくlkおとができるようになります。

基本的に問題演習をするときは全て解くことを目標にすると思いますが、「過去問演習」では時間内により高得点を取るという目標で、解かない問題を捨てる練習ができ、より実践的なテクニックが身につきます!

過去問演習を始める前にすべきこと

「過去問演習」のメリットを最大限活かすために、事前にやっておくべきことが3つあります。

①配点・時間の把握

まずは、大問ごとの配点と試験時間を把握して、大体どれくらいの時間を使えるのか。を確認しましょう!

そのバランスによって、解くときにスピードを意識してわからない問題は飛ばしながら解くべきなのか、丁寧にじっくり解いて良いのかが変わります。

予め試験の傾向を把握した状態で演習をすることで、より本番を意識することができ効率的に学習できます!

②合格者平均点と合格最低点の把握

合格者平均・合学者最低点は、自分が何点取れば良いのかを知るために必要です。絶対に取らなければいけない点数としての合格最低点、目標としての合格者平均点の2つを把握しておきましょう。

赤本などで「過去問演習」をする場合、これらは必ず掲載されているので、最初に軽く確認しておいて後から自己採点したものを比較してみましょう!

また、合格者平均点を基準に目標点を決めたら、大体どのくらい点数をこぼしてもいいのか。がわかります。それによって解いている際に、この大問は捨てるなどの判断ができるようになるため予めある程度の戦略を練ることは、コスパを求めているのであればやっておきましょう!

③出題傾向の把握

最後は出題傾向の把握です。

これは「過去問演習」の目的の1つでもあり、演習をする中でももちろん意識してほしいのですが、赤本などには必ず出題傾向がまとめられています。参考書作成のプロがまとめた言葉で、出題傾向を把握しておくことで、解いている際の意識が変わってくるので、最初に出題傾向の欄は確認するようにしましょう!

過去演習のポイント

解けなくていい問題もある!

ここまで解く問題の見極めについて解説しましたが、解けなくて良い問題もあるということは常に意識しましょう!

特に重要なのは解説を読んでいる時です。解説を読む前に、この問題は解くべきだったのかな、解かなくてよかったのかなということを判断しながら次に意識しましょう!

問題の難易度に関しては解説に書いてあることもあるので、そちらも参考にして判断しましょう!

解く時の流れを定着させる!

基本的に過去問は大問の構成などが毎年同じです。極稀に変わるときもありますが、自分の中でどの大問から解くなどをある程度決めておきましょう。

最初に何年分か解く際にいくつかの解き方を試してみて、1番やりやすかったものを採用するという手順がオススメです。

例えば、国語であれば、現代文から解くのか古文から解くのか。数学なら最初に全部の問題に目を通して解けるものから解くのか前から全部解いていくのか。などです!

特に数学では、得順番は得点に直結する要素であるため、色々試してみるとよいでしょう!これは個人によってバラバラなので、こちらではあえて皆さん自身で見つけることをおすすめします。

解説から重要ポイントを抜き出す!

過去問演習をしていてもあまり効率が良くないパターンがあります。それは・・・

「過去問だけが解ける状態のまま」にしてしまうことです。

過去問には出題傾向が顕著に出るため過去問と似た系統の問題に強くなることは受験において大きなアドバンテージになりますが、過去問しか解けないままでは受かりません。

そこで、類題まで解けるようにするために解説からポイントを抜き出しましょう!

抜き出す。と言っても多くの場合解説の中に「ココがポイント」というように目に見える形でまとめてくれているので、そこを意識的に読むようにすれば大丈夫です!

何年分こなせばいい?

「過去問演習」をこなす年数は目的に応じて変わっていきます。

出題傾向の把握2〜3年分
時間配分の練習3〜4年分
解ける問題の見極め5〜6年分

大体の目安ですが、これくらいの演習量が必要になるかと思います。ある程度実力がある場合は、1、2年分行って出題形式などを軽く確認する程度で十分ですが、過去問演習を通して力をつけたい教科は5年分以上は行ってください。

過去問演習だけで受かるってホント?

ホントです。

ただし、これは過去問を正しく使うことは条件です。特に過去問だけでは受からない人は解説の読み方を間違えていることが多いです。

解説は、その問題の解き方を学ぶだけでなく次に出会うであろう類題を解けるようにすることを目的として読みましょう。そのための方法がポイントを抜き出す、ポイントを意識して読むことなのです。

まとめ

過去問はどの教科でも合格に直結するコスパ最強の問題集です。正しく使ってコスパよく合格しましょう!